希望が感じられること

 

私が昨年9月から学び始めているNVC(非暴力コミュニケーション)の、1日だけのセミナーが先日、さいたま市で行われました。定員30名だったのですが満席のため私は参加せずに中3の息子だけが参加することに。大学生は2名ほどで、あとは大人だけの空気で息子はなにを感じて体験してくるのかな。今回のはじめての高校受験を通して、勉強はもちろん大事ですが人間には生きていくうえでほかにも大切なことがもっと沢山あること、大人だってまだ子育てや人間関係やそのほかいろんなことでいまだに悩んでいること、まだ完成形にはなっていないことを私は息子に伝えたかったんですよね。「だから、まだまだ完成しなくていいんだよ」って。

 

もともと、どちらかというと男子ということもあってお喋りなタイプではありませんが、会場から出てきた息子は満足しているような感じがしました。勉強以外の価値観を今回はちゃんとプレゼントできたんじゃないかな~と、母は手ごたえを感じています。よかった。笑

 

 

もちろん学校によって様々だと思いますが、義務教育の現場では「自己表現はしてはいけない」という見えない空気が流れているように感じました。きっと大人の社会でも企業などでは同じなんだと思います。これも一つの暴力ですよね。血を流さない暴力の方が圧倒的に多くて、根深いそうです。

 

以下の文章は、主宰者の渋谷聡子さんがFacebookに載せていた言葉です。

 

 

 

新学習指導要領で注目されている「主体的で対話的な深い学び」でも実際には「真の対話」を体験したことがない大人達がほとんど。これまでは「対話」より「議論(ディスカッション)が重要視されてきたから。子供たちに対話の必要性を唱える前にまずは大人たちに「真の対話」を体験してほしい。

 

今回のさいたま市の参加者の皆さんは、子育て中の親に加えて、議員さん、大学生、そして中学生まで。多様な参加者で囲むサークルは、それだけで希望を感じる。みなさんの集中力のおかげで、対立から対話へ移行した時の独特な「静寂」と「愛」が場に現れてとても豊かな学びの時間になりました。

 

中学生男子が躊躇なくニーズを選ぶ明確さと偽りのない本物さに、会場中の母たちが感嘆。私が革新的な言葉を話すたびに、会場中の誰よりもまっすぐ真剣な瞳で食い入るようにこちらを見つめる彼の姿に、今も胸が熱くなる。

 

子供は決して無知ではない。むしろ、世間体や正解にとらわれず、真実をまっすぐに見つめている。周りの大人たちや社会に対して、その真実を表現することを諦めてしまわないように。攻撃や反抗ではなく、ただただ「真の願い」を世界に表現していけるように。「対立」を超えて「対話」から相互理解と新たな道の創造を生み出す技術を、もっと多くの世代に伝えていきたいなぁ。そんな願いを再確認した一日。